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シンゴジラと君の名は

先週と今週の土日でそれぞれシンゴジラと君の名はを見てきた。

もともと見る気はなかった、というか映画がそもそもそんなに好きじゃなくて二週連続で見るなんて珍しいんだけど、あまりに話題になってたのとオタク向けっぽかったのと髪を切りに行ったとき美容師さんから勧められたのをきっかけに見に行った。

やはり身近な人、美容師さんは身近ではないかもしれないけど、実際に人から面白いと勧められると、気になってくるし、よし行ってみようかという気になるものだ。

 

シンゴジラの方は、あれが本来のゴジラとかけ離れているのかどうか、あれをゴジラの作品としていいかとかいう話はまったく分からないけど、少なくともいい意味で想像していた内容を裏切られたし、いろいろな社会的メッセージ性が込められるのを感じたけれど、単純にハラハラドキドキの映画としてめちゃくちゃ面白かった。

ゴジラの昔ながらのファンの人とかはあれ見てどう思ったんだろうか。俺みたいなゴジラウルトラマンの敵のような怪獣ぐらいのイメージをもっている人間からしたら、今回のはいい意味で裏切り効果がでて面白く感じられたと思うけど、ゴジラが昔から好きな人からみたら、ゴジラをサプライズの演出に利用されたみたいな感覚になっているんじゃなかろうか。それとも昔から、ゴジラが出る作品はあんな感じで政治的で悲壮的なんだろうか。

今回の作品、やっぱり連想されたのは東日本大震災だし、たぶん作った側も意図して被せた部分もあると思う。事前情報とかは知らなかったし見た後も何も調べていないので詳しくはわからないけど。

あのとき、俺はちょうど大学受験を終えたばかりで日々死んだように眠りながら合格発表を待ち、結果がわかって一人暮らし先に引っ越した後も変わらず死んだように眠っていた。浪人時代も含めて今までの人生に疲れていたんだと思う。二週間遅れぐらいで大学が始まってもサークルには少し顔を出しただけで引き続き死んだような生活をしていた。

とにかくあのころはぽぽぽぽーんのCMはよく覚えているけど、エロゲとアニメ以外何に対しても無関心だったので、なんか大震災起こってやばいことだけは知っていたけど、政府や東電の対応とか、原発事故のやばさがどれぐらいなのかということについてはほんとに表面的なことしかわかっていなかった。後からいろいろと当時の対応のずさんさとかを人づて、ネットづてに聞くだけだ。

で、今回の作品も最初はというか見終わった瞬間はそういう社会批判的な意味合いが強い作品なのかなーと思ったけど、どっちかというと批判というよりは現在の日本の社会が抱える問題提起的なニュアンスで描いてあると感じたので、そこのとこは偉いと思う。

いや、批判ではあるかもしれないけど、決して当時の政府を攻撃するという目的ではないというか。皆作品に出てくる人たち頑張ってたじゃないですか。いろいろとダメっぽい人はいたけど悪人はおらず、意見は対立してもみな自分の正しさを考えて貫こうとしていた。もちろん組織的に問題である点はあったと思うけど、少なくても特定個人を批判するような内容ではなかったと思う。

それが意図してかせずかわからないけど、異なる正義のぶつかりあい、真剣に考えているからこその緊迫感が出ていたと思うし、物語の面白さにもつながっていたと思う。

これは俺が当時の政府や東電の対応をよくわかっておらず、そのためにわけもわからないまま批判すべきではないという立場にとどまっているから感じたことかもしれないが。でも実際現在に至ってもよくわかっていないことは多いんじゃないか。そういった不確かな情報をもとに批判をすべきではないし、するにしてもそれを政治の世界で直接いわず大衆への影響力ばかり多い映画作品でやるのはどうなのかと個人的には思っていしまう。もちろん、影響力がデカいからこそそういった文化的手段で政治的活動をする人はいると思うのだけど、なんというか正々堂々とやればいいのにと思ってしまう。

 

とまあ酒を飲みながら書いていたらいつも通りよくわからない脱線ルートに入ってしまっている。そもそも書こうと思っていたのはこんな俯瞰的な話じゃなくてもっとシンプルにどんな場面や話の流れがなぜ面白かったのかということなのにな。

今回だったら人類がやばいっていう悲壮感とかハラハラ感がメインになるのかと思うけど、そもそもなんで人間はこういうのが好きなのか、本来であればストレスになりうる要因ではないのかと思う。実際俺が小さいころは子供向けの人情劇のテレビ番組とかで悪役が出てくるのが怖くてしょうがなかったし、もうちょっと大きくなって幼稚園とか小学生とかぐらいのときはドラえもんとかでのび太が物語中盤あたりでどでかい失敗(終盤で発覚する、最後はドラえもんが助けるけど)するのを見るのがたまらなく嫌だった気がするんだが。最近はそういうことがなくなった気がする。おっさんになって感受性が乏しくなってガキのころは辛かったぐらいの刺激がちょうどよくなってきたということだろうか。

 

君の名はの感想も書きたかったけど、後にしようか。